リハビリケアを行う看護師が成長する秘訣は、患者といかに円滑にコミュニケーションを取れるかどうかだろう。
リハビリ中は患者側も看護師側も視野が狭くなりやすく、最適なリハビリを行えているのかの判断が難しくなる。
看護師側の視点としては、いかに患者を元通りの生活を送れるようサポートするかが問題になるが、そこに患者側のモチベーションが付いてこないことには始まらない。
ただ機械的にリハビリケアを繰り返すよりも、何らかの活動を通してリハビリに励む方がリハビリ自体にも身が入りやすくなるだろう。
リハビリに励む事情は患者によって異なるので、過去習ってきたことだけを参考にするのではなく、ケースバイケースで考えていく必要がある。
また、勉強を欠かさず行うことは、リハビリに限らず多くの看護師に求められるポイントだろう。
現場でしか学べないこともあれば、文献を読んだり勉強会に参加することでより理解を深められるものもある。
基礎的な知識はすでに学習しているとしても、長らく勉強してこなかったため頭から抜け落ちてしまっていたり、十分理解できていない可能性があるだろう。
できれば、今自分が関わっている患者に関係する分野を学び直してみると、より理解しやすくなる。
学んだことをすぐに実践に移せるようになる上に、そこでの経験はスキルとして今後看護師として活躍するにあたって重要なパーツとなるだろう。
リハビリは患者をサポートするだけでなく、自分を成長させる機会でもある。
そのため、看護師としての成長につながるリハビリケアのノウハウを改めて学び直し、より理解を深めることが大事だ。